初の北アルプス登山で諸々吹き飛んだろべ(robe_photo_r11)です。
ようやく、本当にようやく、北アルプス・燕岳に行ってきました。
北アルプスどころか、日本でも有数の人気な山。
景色、燕山荘のホスピタリティ、人の多さ・・・いろいろとすごい山に登った記録です。
燕岳に登るまでの経緯
かれこれ3年くらい燕岳は登ろうとしてましたが、都度家庭の都合、仕事の都合、天気という壁に阻まれてきてました。
かつ燕山荘のテント場も予約制ということで、週末は予定が決まる頃には埋まっていて…
じゃあその先にある大天井岳はコースもよく知らないので不安ということで、今年は諦めて蝶ヶ岳登山の計画を立てていました。
出発する直前、9/6(土)19時頃にオクサマと

今回は行きたがってた燕岳じゃないの?

テン場の予約とれんかった。まぁでも一応見てみるか…あ!
ってことで燕山荘のテント場が空き「僅少」となっていたので、即予約。
コンパスの計画書も蝶ヶ岳を取り下げて、去年出して取り下げた燕岳を編集して提出。
急遽行き先変更と相成りました。

アクセス・登山計画
今年は常念岳直下の一の沢駐車場が閉鎖されている関係で、三股駐車場が埋まりやすい状況。
ところが日帰りでも行ける燕岳直下の中房温泉駐車場は当日夕方以降は空いていました。安曇野IC降りて埋まっていたとしても、最悪穂高駅前駐車場に駐車してもバスの定期便があるため安心。
穂高駅前駐車場から三俣登山口行きのバス(2025年度実証実験中)はあるんですが、事前予約が必要で保険にならない。。。
タクシーは元々考えてなかった。
ということで、中房温泉から燕山荘→燕岳→燕山荘で写真撮りつつダラダラテン泊→翌朝下山という計画。
9/7(日)-9/8(月)なので土日より空いてるだろうという目論見でした。
中房温泉駐車場
最寄りのインターから関越→上信越→長野道と乗り継いで安曇野ICで高速を降ります。
豊科駅近くのセブンイレブンで朝ご飯を調達。
宮城交差点を中房線に折れて登っていき(めっちゃ細い道)、片道4時間かけて中房温泉に到着。
第三駐車場に駐車しました。
9/8(日)0時着で第二駐車場は満車、第三駐車場は8割埋まってる状況でした。

その後車中泊・5時起きで準備、5時半過ぎに登山口まで歩いて向かいました。
ヤマレコ等準備して6時に登り始めました。

北ア三大急登・合戦尾根を行く
北アルプス三大急登の合戦尾根。
確かに細かい間隔で九十九折に登っていきます。
時に小さいステップの階段、時に1歩の大きい段差を織り交ぜる、じわじわ確実に足を削る仕様です。
とはいえ、コンスタントに山に来ていれば問題なし。

コンスタントに山に行けてなかったので…ね←
それでも各ベンチで5-10分休憩を入れても、ヤマレコのコースタイムより速く登っていけました。

合戦小屋に到着し名物のスイカとオクサマ向けお土産にてぬぐいを購入。
あんまりスイカを食べませんが、自分のルーツ(祖父の出身地、本家あり)である波田町産のスイカなら食べないわけにはいかない。
昔祖父に連れられ県人会のスイカ食べ放題祭りで食べすぎて、スイカ好きじゃなくなったんでなんの因果かとは思うけども。

スイカ休憩の後は早々に登り再開。

合戦沢の頭、夏道冬道分岐のベンチで立ち止まって休憩しつつ、燕山荘到着!
やーキツかった!
燕山荘前の階段を登って現れる対向の山脈だったり、女王・燕岳が本当に美しい。
これを見に来た!

燕山荘テント場
テント泊の受付をして、テント場に移動。
プロモンテVL-28初おろしということで、ゆっくり確かめながら立てました。

自宅で試し張りはしたけど、NEMO TANI 2Pを10年使っていたので違いを確認しながら…

テントを張ったあとは休憩!
何もする気が起きず、ただただゴロンとしてました。
1時間くらいして昼食営業目的で燕山荘に移動。
カツカレーを注文しました。

が、疲れすぎて食欲が思ったほどなく。。。
ゆっくりゆっくり完食しました。
その後はまたゆっくりしつつも、14時くらいになったので山頂を目指すことに。
カメラと貴重品だけ持って燕岳に向かいました。
燕岳に登る!
途中イルカ岩、メガネ岩、残っていてくれたコマクサを撮りつつ、片道30分もかからずサクッと登頂!



記念撮影待ちが面倒くさくなったので、三角点タッチと証拠写真だけ撮って下山、テント場に戻りました。

ゴールデンアワー?星?皆既月食?
1時間ほど休憩、散歩して16時。
奇跡を信じて夕飯を早めに。。。しまった昼夜連続でカレーじゃねぇか。。。
16時半過ぎに燕山荘前でゴールデン・ブルアワー待ち。
残念ながら西側は雨で望んだ太陽は出てこず終了。

もしかしたら夜中に好転して月食狙えるかも!?と19時に就寝しました。
で、好転じゃなく荒天になり(言いたかっただけ)テントに打ち付ける雨音。
朝まで不貞寝決定です。
4時、隣のワンゲル部?が動き出し目が覚め、ボーッとしながらゆっくりパッキングと朝食。
外を見るとガッスガスですぐ帰ろうと決断。

天気悪いし、天気も悪化傾向だし下山
5時半過ぎ、時間的には余裕はあるものの天気は悪化傾向なのはわかっていたので、後ろ髪も引かれずさっさと温泉に入りたいので降りることにしました。

安曇野市街地方面は晴れており気持ちよく下山。

あっという間に合戦小屋まで来ました。

合戦小屋を過ぎたあとは樹林帯に入りますが、そこからの急斜面が大腿四頭筋をいじめてきます。
それでも富士見ベンチ、第三ベンチ、第二ベンチ、第一ベンチと休憩を挟みながらゆっくりゆっくり下っていきました。

アミノ酸の補給とかもしっかりしていましたが、第一ベンチから登山口の間は終盤ということもあって大腿四頭筋が限界を迎えました。
おのれ運動不足・・・
10m進んで膝に手をついて休憩、対向の登りの人通過待ちで休憩。
ほんま酷い状態でしたが、なんとか9時前に下山。

下山後は温泉。異論は認めない。
というわけで無事下山し、9時発のバスをお見送りして第三駐車場に戻りました。
立ち寄り湯に決めていたのは有明荘の温泉。
燕山荘のテント場宿泊でも100円割引券をいただくことができ、750円→650円で入ることができました。
ただ入浴可能なのは10時~17時なので、荷物の整理や下山報告などしてダラダラしてました。
10時ちょい前に駐車場を出て、温泉へ!
個人的には好みではない硫黄泉ですが、極楽でした。
その後は翌日仕事だし、片道4時間かかるしで中房線→安曇野ICと進み帰りました。
反省
何と言っても山行不足。
正直登り5時間、下り3時間の山でここまで大腿四頭筋が逝ってしまったのは山行不足でしかないです。
平日の間ずっと筋肉痛でしたし。
もっとちゃんと山に行く回数を確保したいです。
とはいえ、初めての北アルプスを燕岳にして本当に良かった。
結果論ですが、蝶ヶ岳だったら槍ヶ岳方面がずっと曇りで残念だったと思います。
燕岳は燕山荘からずっと眺めてられましたし。
女王・燕岳は美しく、かっこいい山ですね。
まとめ
今年の山は男体山と燕岳だけになってます。
晩秋の尾瀬にも行くつもりですが、どうなることやら。。。
甲武信ヶ岳も計画したいけど、雪だけ不安かな。
筑波山とか八溝山も登って来年は表銀座・パノラマ銀座縦走を目標にしたいと思います。
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