2024/06/22『贅を堪能する 大人の列車旅』に写真を提供しました!

【テン泊】美濃戸口から行者小屋に泊まって赤岳に登ってきた

山岳撮影記
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意外に筋肉痛が軽かったろべ(robe_photo_r11)です。
ただ下山筋の衰え半端ない…

そんなわけで念願の初八ヶ岳に8/2(金)、3(土)で行ってきたよ日記です!

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巨大な山に挑みたい

いつかの金峰山の帰り道、正面に八ヶ岳が見えるタイミングがあったんです(韮崎のゆーぷるに向かってる最中かな)。
その時に感じたのは「高い」でなく「デカい

縦走で2泊3日から3泊4日の山塊なのでデカいんですが、奥秩父縦走路では感じなかったデカさ。
圧倒されて「いつか登りたい」と思ってました。

もちろん横移動好きなので全山縦走するのが最終目標なんですが、結婚前後からの山行不足で体力も筋力もスキルも落ちきってるので、まずは主峰から攻めよう!ってことで赤岳にまず登ろう!
昨年のシーズン終わりに決意しました。

山行計画は1泊2日でテン泊

昨シーズンできなかったテン泊は絶対
なにより行こうと思ったタイミングで仕事が降ってきて夏が終わり、尾瀬に行こうと思ったらちょい早めの雪でシーズンオフ…というフラストレーションしか溜まらなかった昨シーズンの借りを返したかった。

とはいえ、鈍りきってるテン泊の勘を取り戻さないといけないので無理をしないこともマスト。
というわけで、美濃戸口から南沢ルートで行者小屋で1泊。余裕があれば阿弥陀岳をピストンして翌日赤岳と考えて計画。

赤岳鉱泉だと赤岳にはちょっと遠回りなのと、行者小屋のほうがなんとなく静かそうと思ったから(勘違い)

美濃戸口から美濃戸で道間違い、なぜか渡渉

八ケ岳山荘の駐車場に停めて2日分の駐車場代金1,600円を支払い。

登山計画書はコンパスで提出したので案内所は写真だけ撮ってスルー。

で、ここで道を間違えて真っすぐ進んでしまった。。
↑の写真の左端の砂利道が正解。
地図の読み込みが甘かった。

御小屋尾根登山口まできて気づき(遅)美濃戸口まで戻ろうと降りていったら、別荘住みのお父さんから

お父さん
お父さん

早いね

ろべ
ろべ

美濃戸口行こうとしたんですが、間違えてこっち来ちゃって美濃戸口に引き返すところです。

お父さん
お父さん

なら、そこの石碑の道を左に折れて真っすぐ行けば美濃戸の小屋までいけるよ!

30分くらい。川を飛び越えるけど。。。

と、このアドバイスに従って進みました。
ですが、川を飛び越える…レベルじゃなかった…靴脱いで足首の深さの川をコケながら渡渉。。。
(真似しちゃダメ)
全身で八ヶ岳を感じながら、美濃戸に到着。

どうも水路の管理道路のよう・・・

南沢ルートを行者小屋まで

北沢と南沢の分岐で北沢に行けば赤岳鉱泉、南沢に行けば行者小屋。
予定通り南沢ルートで進みます。

序盤は苔むした森林の中を進み、八ヶ岳にきた!と思う景色が続きます。

3本くらいの橋を渡って1/3くらい進むとだんだん足元が岩に変わっていき、残り1/3は枯れた川(伏流?)を進みます。
序盤なだらか、時々つづら折りの急斜面、終盤は3-5%の岩場を登るイメージで、地味に疲れます。
2時間半、分岐もマイルストーンもないのでヤマレコアプリを使って現在地を見ると「まだか。。。」ってメンタルにもきます。

残り100mくらいで行者小屋の赤い屋根が見え救われた気になりました。

テント張ってだらだら&爆睡

行者小屋でテント泊の受付、1泊2,000円なり。
尾瀬の見晴くらい?の広いテン場ですが、結構埋まってます。
10時半過ぎなのに8割埋まってて、撤退組も少なかった。早出早着でよかった。

木立の脇にテントを張って、小屋で牛丼とコーラチャージ(残念ながらペプシ…)。
阿弥陀岳に行ける体力も残っておらず停滞を決め込みました。
普段の運動不足と仕事の影響もあって、とりあえず昼寝!

日当たりは良かったけど風が気持ちよく快適に寝てました。
起きた後は赤岳のルート確認やら、持ってきたウォークマンでGARNET CROWを聴きながら再度お昼寝。これが至高なんです。

15時くらいからは横岳、赤岳中心に長秒露光中心に写真を撮って、17時に夕飯(アルファ米+アマノフーズの野菜カレー)。18時半にビール飲んで19時半に就寝。というグータラ具合。

赤岳
横岳
横岳のアーベントロート

でもこれがたまらなく楽しいし良いデトックス。
それではおやすみなさいw

いざ赤岳アタック

2日目は3時起き!と決めましたが、アラームはセットせず。
前日2時半起きで昼寝ばかりだったので、たぶん自然に目覚めると。
結局2時に目覚めて二度寝したら3時半過ぎ。誤差の範囲!笑

朝ごはんにサタケのカルボナーラを食べて、星景写真ちょろっと撮って、カメラ一式、水、行動食だけ持って4時23分アタック開始。

写真については、暗いのとヘルメットが必要なルート、鎖場もあると調べてたのでカメラはザックの中。基本はスマホの写真です。

文三郎尾根は意図的に小股でゆっくり進んで身体を暖めます。
マムート階段が始まったら暑くて汗が垂れてきます。

モンベルのヘルメット、汗止機能せんやんか!

少し進んで広いところに出たので上着を脱ぎ、ヘルメットの中に手ぬぐいまいて汗止めしてたら、途中追い抜いたマダム、御夫婦と談笑。北アルプス縦走で八ヶ岳に来た!とか、双六岳はいいよね!とか。。。行ってみたい!笑

そんな御三方と付かず離れずな感じで文三郎尾根を登っていきました。
中岳との分岐あたりからは完全に岩場。三点支持を意識して慎重に登っていきます。
キレット分岐に出たらもうすぐ!景色も見たいけど赤岳山頂まで我慢!

そんなこんなで赤岳到着です。

そこで先程の御三方と談笑してたら行者小屋のテントの位置が話題になり、マダムとは一つ挟んでご近所さんでした。

マダム
マダム

私の隣のアライの隣の、あの緑のテント!?

ろべ
ろべ

そうですそうです、NEMOテントです!

お隣のアライテントさん
お隣のアライテントさん

どうも、その隣のアライの者ですw

と、どうも地蔵尾根からまわってきたお隣さんまで登場するという、楽しい山頂になりました 笑

赤岳から行者小屋までは地蔵尾根で

各々予定もあるので、山頂でお別れして私は赤岳頂上小屋➝赤岳展望荘➝地蔵の頭と写真を撮りつつゆっくりまったり下山開始。
天気が良くて富士山までよく見えて・・・ほんと最高です!

地蔵尾根は山高地図に「岩尾根の急登、クサリ、ハシゴ」と記載があるので覚悟してましたが、三点支持を意識して慎重に行けばそんなに怖いことはなかったです。
逆ルートだったら、地蔵の頭から赤岳展望荘の登りで心折れたかもですが・・・笑

順調に降りて行者小屋着、隣のアライテントの方も戻られてて撤収準備中でした。

行者小屋で補給して長い長い南沢ルートで下山

8時半くらいですが、個人的に嫌いな中央道を新宿方面に行かねばならないため、さっさと撤収準備を始めます。
晴れで結露なし、しかも日当たりの良いところで赤岳登山中は放置していたのもあってテントはドライ。ものすごく撤収しやすかったです。
そんなこんなでパッキングも完了したらハラヘッタ

行者小屋の軽食メニューは朝モード・・・だったので、その中のもつ煮をチョイス。
うまい!夜にビールと一緒にいくべきだった!

もつ煮を食べたあとは南沢ルートで下山開始しました。八ヶ岳、また来るぜ!

序盤は枯れた川と樹林帯を交互に進みます。
ここは歩きやすく、樹林帯は苔むしてて写真も撮ってて楽しく、比較的軽快に進みました。あっという間に1/3くらいまで来ました・・・が、水の音が聞こえるところまできたら、完全に樹林帯に入ります。ここからが長かった。美濃戸中山の真横くらいから疲労と気温との戦いでした。

言うほど急斜面もないのですが、尾瀬・燧ヶ岳の木道のない長英新道を歩いているイメージ。長英新道よりは景色が変わるのでメンタルには来ないんですが、しっかり膝に来ます。

登りの人、下山ペースの早い人に道を譲る形で休憩をいれつつ、無理をしないように歩きました。

美濃戸山荘のホテイラン保護案内が見えて、あとちょっと!と言い聞かせて無事美濃戸山荘まで戻りました。下山筋の衰えがやばい・・・

美濃戸山荘で一息入れて美濃戸口まで

美濃戸山荘の軒先にあるラムネに心奪われて、ラムネチャージ。沁みる。。。
風呂入りたい!の一心で美濃戸口を目指します。

写真は行きに撮ってます

途中、やまのこ村で追い抜いていったトレランコンビがソフトクリームを食べてて羨ましかった・・・けど、我慢我慢。

本当は行きも歩いていたはずの道を下っていきます。
車高の低い車は美濃戸口が正解、と聞いてましたが、歩いててその通りだなと。

何台の車の下回りを奪っていったんだろう・・・という轍。セダン・ステーションワゴンタイプは無理せず美濃戸口が正解です。SUVなら行けるかな。

そんな砂利道を歩いててきつかったのは、九十九折を下った先にある柳川の橋を渡ったあとの登り。今回最後の登りはキツかった。
登りきった先に八ケ岳山荘が、愛車が待っていてくれました。

立ち寄り湯問題、正解は道の駅だと思う

愛車に戻ってザックを下ろし、靴を履き替えたら八ケ岳山荘に戻りお風呂!
戻る際に先に降りてたお隣のアライテントの方と再会、その方はお風呂はここじゃなくて下の何処かで入ろうと思ってるとのことでした。結果的にそれが正解だと思いました。
八ケ岳山荘のお風呂は700円、タオル別。
ザック専用置き場、100円の戻って来るタイプのコインロッカー(手首に巻くタイプのゴムなし)、洗い場は3つ。こじんまりした感じです。
身体を洗って湯船に浸かりましたが、フワッとトイレのニオイが・・・ちょっと不快・・・
混んでいたのもあってすぐに退散しました。

コーヒーで一息いれて帰途についたのですが、小淵沢ICまで立ち寄り湯は数件ありますし、最後の最後に道の駅小淵沢にも温泉施設があるので、お風呂はこっちのほうが絶対いいと思いました。
※道の駅小淵沢のシャトレーゼでソフトクリームもゲットしましたし 笑

反省・まとめ

道間違いは完全に初歩的ミス。
そして挽回するなら急がば回れ!
これは基本。
本当に良くないことをしました。しっかり反省せねば。
▼今回のヤマレコルート図

あとはやはりブランクがありすぎました。
筋力もスキルも落ちてて、定期的に登る・下る必要があるなと痛感しました。
補給の面でも、行動食が少なすぎたなと思います。
in バーを2本、塩おにぎり1個、柿ピー・・・これじゃ1日分だわ。
2日目の朝ご飯も佐竹のカルボナーラは250kcal程度で不足。
ここは要見直し。

と、反省点が多かったですが、久々のテン泊登山、岩場で本当に楽しかった。

あれもこれも!と20代なら無理して行ったんだろうな、行けたんだろうなというところも、アラフォーには致命傷になりかねないので無理をしない選択ができるようになりました。また来ればいいんだし。

やっぱり山は長い時間いたほうが楽しい!
オクサマと仕事と相談しつつ、また山に行きます!

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