撮影後の写真データ、どうしてますか?
これから数回に分けて写真の保存、RAW現像、メンテナンス等について書いていきます(^^)
絶対にメモリカード保存はやめましょう
デジカメが出始めた頃からコンデジを使っている方の中には、撮影したデータを撮影しているカメラ内のメモリカードに保存、閲覧している、という人がいます。
なんせ保存できるし、カメラで閲覧できるし、ということで「そのまんま」という理由からです。
ところが、これはめちゃくちゃ危険です!
言い過ぎかもしれませんが、メモリカード、特にSDカードに保存しているデータはいつ消えてもおかしくありません。
所謂「USBメモリ」と同じ(ような)記録媒体なのですが、実は一定の書き込み回数、読み出し回数を超えると内部の素子が劣化し消えてしまう確率が上がります。
なぜ、こんなに脅すかというと。。。
USBメモリに保存していた私の卒論データ(論文の中身、観測データ等)が提出1ヶ月前に消えた経験があるのです。。。
※幸い、観測データについては生データを紙に記録していたことや、論文の中身はまだ書き始めたばかりということがあってリカバリできて無事提出しました(;・∀・)
実際、昨年尾瀬へ撮影行に行った際、友人のSDカードデータが破損し、バックアップも取っていないという状況で、泣く泣くフォーマット(それまでのデータは消去されます)するという事がありました。。。
詳しい記録方法、なぜ消えてしまうのかという事は小難しいことになるので割愛しますが、知りたい人はWiki等で調べてみてください。
というわけで、保存する際にはメモリカード保存は絶対にやめましょう。
撮影後はまずPCに写真を保存!
もっと細かく書くとSSDに保存しましょう。
カメラ-PC直結よりもカードを取り出してカードリーダを使用して保存
ここは好みの問題でもありますが・・・
カメラ本体を購入した時に付属しているUSBケーブルがあると思います。
そのケーブルでカメラとPCを繋いで転送!という方法が取扱説明書等で書かれていますが、実はものすごく遅いです。。。
USBの規格の問題やカメラ内部の規格で、カードリーダーと比べると遅くなるはずです。
転送経路を見てみましょう。
1.メモリカード→カメラ内部の基板→カメラのUSB→PCのUSB→PCの基板/ケーブル→HDD
2.メモリカード→メモリカード基板/USB→PCのUSB→PCの基板/ケーブル→HDD
1はカメラとPCを直結した場合、2はメモリカードを使用した場合の転送経路です。
現在出回っているカメラのUSBの規格は「USB2.0」ですが、メモリカードリーダーの規格は「USB3.0」です。
そしてPC、特にウルトラブックに付いているUSBジャックは恐らく青色をしたUSB3.0が主流です。
実は2.0と3.0の早さは約10倍違います。
「いや、青色じゃねぇし・・・カメラ直結と変わらんのちゃう?」とおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、カメラ内部の基盤からカメラのUSBという経路、もっと遅いです。
どれくらい遅いかはメーカーによっても違いますが、相当遅いです。
実感できるレベルで違います。
それとカードリーダーを使用してください!と言ってますが、もっと早い方法が、PCに付いているカードリーダー(ウルトラブックを含むノートPCは側面にSDカードリーダーが付いていることが多いです。)を使うことです。最も早いです!
PC内部の基板はUSBなんかより、めちゃめちゃ早いです!
データは階層構造で!
最早皆さんの今までの保存方法でいいです。
けど、どうやって整理したらいいの?という場合に備えて私の方法をご紹介します。
まずフォルダ名ですが、下記のような感じです。
写真専用HDD-> フォルダ名「Pic2014」-> フォルダ名「2014mmdd」-> フォルダ名「jpg]
※mmddは例えば9月15日なら「0915」となります。
※jpgとはJPEGを保存する場所です。(撮影時にRAW+Lで保存しているためです。)
→RAWデータは「2014mmdd」の直下に保存しています。
こうすることでフォルダの名称順に並び替えをすると時系列で保存することが出来ます。
※「2014mmdd_行った場所・イベント」というフォルダ名でもいいと思います。
因みにファイル名についてはカメラで記録したままです。(IMG_xxxx.jpgやIMG_xxxx.CR2など)
まとめ
・メモリカードで保存しない!
・保存場所はHDD!
・カメラからPCへ転送する際はカードリーダーを使う!
・フォルダ名に撮影日(+場所・イベント名)を!
以上、4点を守ればめったに写真が消えたァァァあああ ヽ(`Д´)ノウワァァァン
ということは減ります。
ただし、HDDにも寿命があります。
24時間点けっぱなしなら2年位、そうでなければ5年くらいで買い替えて移し替えましょう。
もしくはgoogleドライブ等のクラウドに保存するのもいいと思います。
つまりバックアップはしっかり取りましょう。
大切な写真を消さないためにも、ここはお金をかける場所です。
絶対にケチらないでください!!
※↑だからって管理人は儲かりませんのでご安心を 笑
では次回はRAW現像について書きます(^^)v
・・・自信ないな 苦笑
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