【0 to 3776】宝永山荘から山頂!

海から富士山~Sea to 3776~
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やっと?山頂アタックです!

出発

前日20時に就寝

→1時半にアラームが鳴る

→飲んだのと体力回復ができてない

→2時まで寝る(と決める)

→2時半(慌てて起きる)

→2時50分出発!

3日目の山行が初めてってことで、こんなにも辛いのかと(^_^;)

・・・飲み過ぎか 苦笑

2杯目が効いてるのは間違いないです 笑

出発前に担いできた500mlの水を一気飲みしてしまいました^^;

そして宝永山へ歩き始めて5分、登りはしっかりストック使って登らなあかんな・・・とか思ってたらストックがない!

ぇ?Σ(゚Д゚)

はい。宝永山荘に忘れてきました。。。

急いで戻りストックを回収、3時に再出発です!

・・・平坦な場所で気づいてよかった。

序盤のスコリア地獄

順調に宝永火口縁に到着し、今度は宝永火口の底に向かいます。

ここは明るい時に1度(大学の巡検で観察したり穴ほったり)、2度目の登頂でやはり同じ時間帯に歩いてるので迷わずにいけます。

あっという間に宝永火口の底に到着。

・・・ここから観る星空が最高なんです。

宝永火口の縁で真っ暗な先に満天の星空・・・最高です。

正直これを見たさに夜にプリンスルートを歩いてますから。

しかも歩いてる人も皆無です。(山頂ご来光狙いの人はとっくにいないので)

しかも無音。自分の息遣いくらいしか聞こえません。たまに宝永火口の西縁から底に向かって落石の音がしますが、ロープの登山道側であれば危険はありません。

ここから宝永山に向かって火口を登ります。

1707(宝永4)年の大噴火ということで、つい最近の大噴火。

しかも火口ということでスコリア帯です。

何が辛いって、3歩進めば2歩下がるような進まない道です。。。

帰りはいいんですけど、行き(登り)はホンマに辛い。。。

プリンスルートの最難関です。

しかもここでシャリバテが・・・トイレにも行きたい・・・

最悪です。7合目まで室がないので・・・

柿ピーとか食べながら騙し騙し登ります。

コースタイム+30分でやっとこさ宝永山山頂との分岐です。。。

6合目から6合目

さぁここから御殿場口6合目に向かいます。

宝永山荘も6合目、次目指すのも6合目・・・

富士宮口の6合目と御殿場口の6合目です。

ヒーコラ登って6合目から6合目を歩いてたわけです(;´Д`)

知ってて登ってるんですが、ちょい萎えますよね 笑

まぁでも、宝永山の分岐からはすぐです。

7合目わらじ館を目指す

大砂走りを登ることは出来ません。

下山道ですので・・・(登れと言われても絶対嫌だ)

その代わり登りのつづら折りを登っていきます。

これがシャリバテとトイレ行きたいのですげぇ辛い 笑

ダラダラと、コースタイムなんてどうでもいい感じで登っていきます。

その間に3,000mの案内板。

海から登ってついに3,000mまで・・・

剣岳より2m弱高い所まで来ました。

※剣岳でにほん22番目の高さですか・・・^^;

とかそんな感動はこれを書いてる時くらいです 笑

あと鉛直方向に50m、30分位歩けばわらじ館。

頑張れ!俺!!

そんなこんなで、なんとかわらじ館到着!

朝飯休憩

わらじ館でホットコーヒーを頼んで、トイレをお借りします。。。

コーヒーを飲んで、外で宝永山荘で作ってもらった弁当を食べようと外ベンチで用意してたら、わらじ館の管理人さんに、

「外風強いし、中で食べてください(^^)」

ありがたや。。。ホンマに嬉しかったです!

弁当開けたら「それどこの?」→「宝永山荘で作ってもらいました」→「いくら?」→「宿泊費、1泊2日2食付きの弁当で7,500円です」→「おぉぉお!宝永山荘やるなぁ」と、富士宮口の室と御殿場口の室の面白い関係性が見えました 笑

「あそこのおばちゃん、凄いおしゃべり好きでしょ?」

「ええ!マシンガントークでした 笑

居酒屋宝永山荘のママだぞって 笑」

「ははは、そう!確かにそんな感じ!!」

と、凄い会話が楽しかったです(*´∀`*)

さらに海から来たって話したら、小屋の人に「次は日本橋から歩かないとね」と 笑

確かに江戸の人は日本橋から歩いてるよね・・・またチャレンジしなきゃいけない課題ができた 笑

やっぱ室で働いてるだけあって、みなさんから富士山大好きっていうのが見えて、居心地がすごく良かったです。

弁当(おにぎり2個、唐揚げ、漬物)食べたら元気百倍あんp・・・違う、元気になりました(^^)v

再出発!!

8合目を目指す!

わらじ館のみなさんから元気を頂いて、再出発です。

ゆっくりゆっくり登ります。

下界が綺麗・・・

雲海!!山中湖も見えます!!

景色に癒やされつつ、ゆっくり登ります。

そして赤岩八合到着。

・・・じつは七合目九勺というね 笑

みんな「やったー8合目だ!」というんですが、まだなんです 笑

赤岩八合の室を過ぎたすぐそこに「ここより奥宮」の案内板。

ここから先はついに富士浅間神社の奥宮です。

そしてこのくらいから弁当のカロリーも消えかかり、しだいにバテてきます・・・

やっぱザックが重いのでカロリー消費も早い・・・

バテバテになりながらゆっくり、休憩しながら登り、8合目。

室の跡があります。。。そう、実は御殿場口の最終の室は赤岩八合で、この先頂上まで室はありません。

つまり補給できない。

ということで、少し休憩して(座って行動食補給)登ることにします。

御殿場口頂上

さてコースタイムではここから80分で山頂なんですが、コースタイムなんて気にするレベルの疲労ではありません・・・

むしろ何度このままリタイアして下りてしまおうか・・・と考えるほど。

心折れまくりでした。そのくらい辛かったです。

富士山で心折られるとは思いませんでした。。。

ただ、それでも前に進めたのはこのサイトで宣伝したり、Twitterで富士山愛に溢れる大学の先輩にチャレンジ宣言したり、会社の人達にやってやると言い切ったから。

ここで引いたらヘタレや。と。

逆に達成した時何か、なにか変われるんじゃないか?と。

中学サッカー部の顧問に言われた「辛い時に頑張る」って精神が活きました。我が最高の指導者です。

※教育実習で会えた時に泣くほど嬉しかったレベル

ボキボキの心とともに、ゆっくり、マイペースでつづら折り一つ一つで休憩して登って、ついに御殿場口頂上「銀明水」に到着!!

御殿場口頂上であっても富士山頂、日本のてっぺんはここじゃない。

ここで少し休憩して、Top of Japanを目指します。

日本のてっぺん

御殿場口頂上から時計回りにお鉢を歩きます。

御殿場口の西側の丘を登って下りると、そこは富士浅間大社奥宮です。

つまり富士宮口の頂上。

村山道→宝永山荘→山頂ならここに出るのが一般的です。

なぜこの最短ルートにしなかったのかというと、富士宮口は大渋滞で有名な登山口です。

絶対渋滞嫌だというので、日程を決めたのにルート選択ミスで渋滞にハマるのは嫌だったので回避しました(^^)

と、蛇足はここまでにして、先に進みます。

そして見えてきた富士山最難関、馬の背!

宝永火口も難関ですが、プリンスルートで来ないと味わえない難関です。

けど、剣ヶ峰に行くには必ず通らなきゃいけない難関がここです。

左側は切れ落ちてますし(と言っても崖ではない)、砂礫というより砂地な上に傾斜が急で、さらに3,700mという高所。。。

息も切れ切れ、足下ズルズル、左は崖・・・

なかなかキツイです。

けど、あとちょっとです!

馬の背を登り切り、測候所(跡)の脇、階段が出てきます。

この階段を登り切った所が・・・

富士山頂剣ヶ峰、標高3,776mです!!!

ちゃんと記念撮影も(^^)

総歩行時間:24時間03分

総歩行距離:45.59km

7月25日、10時20分に登頂できました!!!

登り切ったらどんな感情になるのかな?と思いましたが、安堵感しかありませんでした。

3度目の登頂ってことで富士山頂に登ったという感慨は特になく、「よっ、久しぶり!」っていう感じ。

ただボッキボキの心だったので、登りきれて、計画したチャレンジを完了することが出来て安堵したというのが大きかったです。

下りるまでが登山!

それでは下りましょう。

下りるまでが登山です。

登頂しても生きて帰らなければ登山じゃありません。

山に捨てちゃいけないのはゴミと命。ねぇ三歩さん。

剣ヶ峰→奥宮→銀明水と逆順で歩いて、御殿場口から下ります。

サクサク歩くというよりは、膝を傷めないようにゆっくりと確実に下ります。

けど、やっぱり疲れてて、登りほどじゃありませんが、休憩しながら歩きます。

ただ確実に登りより数倍早く進みます。

赤岩八合→砂走館(休憩)→わらじ館→7合目跡と進み、いよいよ大砂走りです。

わらじ館から4時間かけて登った道を2時間で下り、50分かけて登った御殿場口6合目からわらじ館の道は大砂走りで15分。

その後1時間で御殿場口5合目大石茶屋(1,480m)まで駆け下りました。

位置エネルギーを貯めるには時間も労力も膨大ですが、位置エネルギーを運動エネルギーに変えて開放するのは短時間・・・

物理屋さんが身体はって証明しました 笑

御殿場駅まで

サクッと大砂走りで下山し、御殿場口までは路線バスで帰りました。

(歩く気力はなかった・・・)

その後、御殿場口から徒歩15分のスパリゾートオアシス御殿場で3日分の汗をしっかり流しました。

※写真を見ていくと、ボロさにビックリ・・・

立ち寄り湯から駅まではTAXIを呼んで帰りました・・・が、当然ワンメータなので機嫌の悪い運転手・・・後味悪い。

御殿場市は富士登山客が少ないのもあるんでしょうが、なんか、いい気分じゃなかった印象です。

(富士市・富士宮市が大歓迎なので温度差が凄い)

今度からは御殿場市に下りないようにしようかなと思います。(帰りの電車もめんどくさいので)

御殿場の愚痴は置いといて、御殿場から御殿場線→国府津から東京上野ラインで帰りました。

次回、0 to 3776プロジェクトのまとめをします!!

 

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